一献献上 Vol. 53

 私の生まれ育った京都・北野の界隈は、苔むした古いお寺や昔ながらの古民家が軒を連ねています。梅雨の切れ間に「建具替え」という住まいを夏向きし設(しつら)える風習があります。「涼をとる」工夫をして季節を感じ、暑い夏を乗りきります。今回は日本酒を美味しく飲むための「知恵・工夫」をお話します。

一献献上 Vol. 52

4月は、稲を植える月として「植月(うえづき)」「苗植月(なえうえづき)」とも言われ、私たち日本人にとって主食である『お米』の苗を植える月です。田植えを終えた水田に初夏の青空が鮮やかに映り、青葉はその色をさらに濃くし、虫たちは一斉に動き出す季節です。

一献献上 Vol. 51

花の季節・弥生は、本来草木が芽吹く時を意味し、早春を告げる「梅」の花が咲き、雛祭りで「桃」の節句を祝い、心待ちにしていた「桜」が鮮やかに「春の季節」を彩る時です。ここバンクーバーではハナミズキの花の蕾も膨らみ始める季節です。

一献献上 Vol. 50

 2月・如月(きさらぎ)は、1年で最も寒さが厳しい季節と言われています。バンクーバーでも曇りがちで肌寒い日が続いていますが、日々知らぬ間に少しずつ春へと近づく頃です。それは早春を告げる梅の花など、目に映る草木が少しずつ柔らかい彩を添えくれる待ちに待った季節でもあります。

一献献上 Vol. 49

一年の始まりは日本酒で! 心新たに新年を迎えると同時に、幸福を願ってぜひ日本酒で新年をお祝いください。