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SONOpan

防音パネル(壁用/天井用/防音/遮音/断熱)

SONOpan (ソノパン) はリサイクル木材100%から製造された再利用可能な木質繊維防音パネル。
防音用にデザインされ、軽量で取り付けも簡単。新築はもちろん、リフォーム時でも施工可能。

独自の特許技術で静かな空間を提供

SONOpanパネル表面の、ディンプルと呼ばれる異なる大きさや深さのくぼみが広範囲な周波数を吸収し、部屋から部屋へ伝わる音やその振動の伝達を低減させます。MSL社独自技術高性能防音パネルでより住みよい環境とプライベート空間を提供します。

人に優しい防音パネル

防音パネルや接着剤の原料も自然素材。使用時はもちろん、廃棄する際に接着剤などから発生する有害ガス、揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds)を排出しません。健康と環境に配慮したMSL社の優れた建材は、今だけではなく未来の生活をも豊かにしたいという願いから誕生しました。

Fフォースター

「シックハウス症候群」を引き起こす原因物質とされているホルムアルデヒド。SONOpanは、その放散量レベルの最も少ないランクを示す等級F☆☆☆☆(エフ・フォースター)製品です。安心してご使用ください。

エコマーク認定商品

SONOpanは、財団法人 日本環境協会 エコマーク事務局から認定を受けたエコマーク認定商品です。環境保全に役立つと認められた製品にだけに与えられる環境ブランドで、消費者の選択の幅を広げ、住みよい社会にするための判断基準になります。SONOpanは厳しい審査基準をクリアして認められた環境に優しい製品です。
>>エコマークのページへ

使用場所

集合住宅 / 二世帯住宅 / マンション / 一般家屋 / 風呂場 /
オーディオルーム / ホームシアター / レクレーションルーム /
商業施設/ 音楽スタジオ / 公共施設 など

SONOpanの防音効果

壁の断面図と施工例

話し声など空気を媒体として伝わる(空気伝播音)に効果的。
部屋から部屋への音の振動を低減させ、質の高い静かなプライベート空間を提供。

参考施工例 シングル壁(STC=55*)

部屋から部屋(間仕切り壁)への音を防ぎます。

singleWall stc55 msl

壁の仕組み**(図左から)
石膏ボード(TypeX)16 mm
SONOpan 19 mm
間柱 38 mm x 89 mm
断熱材(グラスウール)88.9 mm
レジリエントチャンネル 13 mm
石膏ボード(TypeX)16 mm
RefleXor 1.7 mm
石膏ボード(TypeX)16 mm

参考施工例 ダブル壁(STC=63*)

集合住宅で各住戸を仕切る壁(界壁)の防音に効果的。

doubleWall_stc63

壁の仕組み**(左から)
石膏ボード(TypeX)16 mm
RefleXor 1.7 mm
石膏ボード(TypeX)16 mm
間柱 38 mm x 89 mm
断熱材(グラスウール)88.9 mm
空隙 25 mm
SONOpan 19 mm
間柱 38 mm x 89 mm
断熱材(グラスウール)88.9 mm
石膏ボード(TypeX)16 mm
RefleXor 1.7 mm
石膏ボード(TypeX)16 mm

*この試験結果は、仕切り壁として壁一体のシステムとしてだされた結果です。
**試験で実際に使用された製品は、北米仕様/サイズです。 日本で施工される場合は、これらと同等製品を使用して施工して下さい。使用される他社仕様製品により、 結果数値に違いが出る可能性があります。ご不明な点は、施行前にご相談下さい。(記載されている、石膏ボード Xタイプとは、耐火性能を持つ北米基準の強化石膏ボードです。)

SONOpan 製品情報

名称SONOpan (ソノパン)
パネルサイズ(3 x 6 版)910 mm x 1820 mm / 厚さ 19mm
パネルサイズ(3 x 8 版)910 mm x 2420 mm / 厚さ 19mm
重量6.4 kg (3 x 6 版)
8.5 kg (3 x 8 版)
面密度224.26 kg/㎥
表面積1.65 ㎡ (3 x 6 版)
2.20 ㎡ (3 x 8 版)
成分リサイクル木材繊維100%
ホルムアルデヒド放散量F☆☆☆☆(Fフォースター)
平均値:0.1mg/L以下
最大値:0.1mg/L以下
用途壁用 / 天井用 / 防音 / 遮音 / 断熱
使用場所SONOpanは空気伝播音の防音に効果的(ピアノや楽器の音、話し声等)
居間、風呂場、オーディオルームなど
原産国カナダ
sonoPan480x480

施行方法

軽量で加工しやすく、取り付けも簡単。建設業界のための木材繊維パネル。
集合住宅・一般住宅・公共施設での実績。

保管・取扱い

天候に左右されない乾燥した場所にて保管
(25%〜50%の湿度の室内作業現場)
最適な状態を可能にするために約48時間は常に平らにして保管

施行条件

  • MSL社、音響技師、設計者及び関連製品製造メーカーの指示に従う
  • SONOpan施工前の作業現場の安全基準を確認
  • 現場の溶接作業に伴う火花や飛び火などに充分注意(養⽣シートを利用)

施行方法:二重壁

SONOpanとRefleXorを使用した二重壁(金属製または木製縦枠・スタッド)

  1. ⼆重壁とする場合は、2枚の壁の間は45mmの間隔を設ける
  2. ⾦属製または⽊製縦枠による1枚⽬の枠組壁パネルを設計し、所定位置に建て起こす
  3. 1枚⽬の枠組壁パネルの内側に、SONOpanを仮⽌めし、 座⾦付ネジを使⽤して400mm程度の間隔でSONOpan を縦枠に留めつける(SONOpanに裏表は無く、この作業は壁パネルを寝かせた状態でも可)
  4. ⼆重壁の2枚⽬の枠組壁パネルを作り、1枚⽬の枠組壁パ ネルとの間隔を45mmとって(SONOpan表⾯からは26mm)設計図上の所定位置に建て起こす
  5. グラスウール(またはセルロースファイバー)断熱材で 空洞を埋め、断熱及び防⾳性能を向上させるために、グラスウール断熱材は可能であれば袋⼊りでない裸タイプを⽤いて縦枠間の空洞を隙間なく埋め、裸タイプを⽤いる場合は、⼿袋、⻑袖、マスク等を着⽤
  6. 設計図や仕様書に従い、⼆重壁の両側に所定の厚みと強度がある⽯膏ボードを取り付ける
    最良の結果を得るために、⽯膏ボード間の継ぎ⽬が可能な限り隙間なく突合わされている事を確認し、必要であれば隙間をボード⽤のパテで塞ぐ

<RefleXorの施工>

  1. ⼆重壁両側の⽯膏ボードにRefleXorを取り付ける(脚⻑4~6mm程度のタッカーを使⽤し、⽯膏ボードに留めつける。縦貼り横貼りは問わない。壁⾯と直交する床や天井等との交差部はRefleXorに100mm程度の重ね代を残す。)(注)⾦⾊側が部屋の内側を向く様に施工
  1. 完璧な継ぎ⽬を作り上げるために、RefleXorの継ぎ⽬を50mm程度重複させる
  2. 設計図及び仕様書に従い、所定の厚みと強度がある⼆層⽬の⽯膏ボードを取り付ける。⼀層⽬と⼆層⽬の⽯膏ボードの⽬地は、SONOpan の接合⽬地と重ならないようにずらす。(⽯膏ボードを縦貼りする場合はSONOpan を横貼りとする等で可能)
  3. ⽯膏ボード⽬地をボード⽤パテ等で埋め均し、仕上げ⽤下地とする注意1):施⼯作業中及び作業が完了するまでSONOpan は常に悪天候等から保護されている事を確認
    注意2):RefleXorを使⽤しない場合は、各SONOpan を使⽤した壁⾯と取り合う壁、床や天井⾯との交差部を隙間が⽣じないように、⾳響シーリング材⼜は⾳響コーキング材を⽤いて⾳の逃げ道を塞いで下さい。

施行方法:単壁

SONOpanとRefleXorを使用した単壁

  1. 設計図や仕様書に従って、⾦属縦枠⼜は⽊製縦枠で枠組壁パネルを作成
  2. グラスウールまたはセルロース断熱材で空洞を埋め、断熱及び防⾳性能を向上させる為に、グラスウール断熱材は、可能であれば袋⼊りでない裸タイプを⽤いて縦枠間の空洞を隙間なく埋める。裸タイプを⽤いる場合は、⼿袋、⻑袖、マスク等を着⽤。
  3. 設計図に従い、壁⾯のどちらかに防振⾦物(北⽶仕様のレジリエント・チャンネル)を⽔平に455mm間隔で縦枠にネジで留めつける。防振⾦物の取付は製造メーカーの取付要領書に従う。
    1. 最初の防振⾦物は床下地⾯上約50mmの位置に取り付ける
    2. ⼆つ⽬の防振⾦物から上は455mm間隔を基本とする。⽯膏ボードのつなぎ⽬が防振⾦物の受け⾯の中⼼に来るように調整。
    3. 最上段の防振⾦物は、天井⾯から下約150mmの位置に取り付ける。
  4. 座⾦付ネジを使⽤して、防振⾦物のボード受け⾯部に縦に455mm、横に300mm程度の間隔で、SONOpan IIを動かないように仮⽌めする。その際、仮⽌め⽤のネジが⾦属縦枠⼜は⽊製縦枠に触れたり貫通しないように注意。
  5. SONOpan で構成された壁⾯に設計図や仕様書に従い、所定の厚みと強度がある⽯膏ボードを所定の⽯膏ボード⽤ネジを⽤いてSONOpan を貫通させ、防振⾦物の受け⾯部に留めつける(*SONOpan の⽬地と⽯膏ボードの⽬地は重ならせず、ずらせる。)
  6. ボード⽤パテ等を⽤いて、⽯膏ボード壁を仕上げ⽤下地として完成させる
  7. 単壁の裏側⾯は、設計図や仕様書に従い、所定の⽯膏ボード等を取付る

<RefleXorの施工>

  1. ⽯膏ボードにRefleXorを取り付け、脚⻑4~6mm程度のタッカーを使⽤し、⽯膏ボードに留めつける。縦貼りでも横貼りは問わない。壁⾯と直交する床や天井等との交差部はRefleXorに100mm程度の重ね代を残す。(注)⾦⾊側が部屋の内側を向く様に取り付ける
  2. 完璧な継ぎ⽬を作り上げるため、RefleXorの継ぎ⽬を50mm程度重複させる
  3. 設計図及び仕様書に従い、所定の厚みと強度がある⼆層⽬の⽯膏ボードを取り付ける。⼀層⽬と⼆層⽬の⽯膏ボードの⽬地は、SONOpan の接合⽬地と重ならないようにずらす。(⽯膏ボードを縦貼りする場合はSONOpan を横貼りとする等で対応可能)
  4. ⽯膏ボード⽬地をボード⽤パテ等で埋め均し、仕上げ⽤下地とする注意1):施⼯作業中及び作業が完了するまでSONOpan は常に悪天候等から保護されている事を確認
    注意2):RefleXorを使⽤しない場合は、各SONOpan を使⽤した壁⾯と取り合う壁、床や天井⾯との交差部を隙間が⽣じないように、⾳響シーリング材⼜は⾳響コーキング材を⽤いて⾳の逃げ道を塞ぐ

施行方法:リノベーション

SONOpan とRefleXorを使用したリノベーション施工

  1. 全ての既存の壁や天井は、可能であればグラスウールまたはセルロース断熱材で空洞を埋める(断熱及び防⾳性能を向上させるために、グラスウール断熱材は可能であれば袋⼊りでない裸タイプを⽤いて縦枠間の空洞を隙間なく埋める。裸タイプを⽤いる場合は、⼿袋、⻑袖、マスク等を着⽤。)
  2. 既存の天井⾯に、SONOpan を座⾦付きの⽯膏ボード⽤ネジ(⻑さ40mm程度)を使⽤し、留めつける。SONOpan の継ぎ⽬は隙間の無いようにしっかりと突きつける。最良の結果を得るために、SONOpan の継ぎ⽬が可能な限りしっかりと突きつけ固定されている事を確認し、必要であれば⾳響シーリング材⼜は⾳響コーキング材で隙間を埋める。
  3. 天井⾯と同様に、既存の壁⾯に、SONOpan を座⾦付き⽯膏ボード⽤ネジ(⻑さ40mm程度)を使⽤して留める
  4. ⻑さ40mm程度(*)のネジを使⽤し、天井のSONOpan ⾯上に、約303mm間隔(天井のみ)で防振⾦物(北⽶仕様のレジリエント・チャンネル)を天井根太⼜は野縁にネジが届くように取り付ける。(防振⾦物の取付は製造メーカーの取付要領書に従う。)
    1. 野縁に取付ける場合は、⽯膏ボード⼆層分の重量が新たに加わるため、野縁が頑丈である事を確認
    2. *天井仕上材の厚みによっては⻑さ50mm程度以上のネジが必要になることがある。根太⼜は野縁にネジが25〜30mm程度は掛かる必要がある。
  5. 設計図や仕様書に従い、所定の厚みと強度がある⼀層⽬の⽯膏ボードを天井の防振⾦物に取り付ける。ネジ(⻑さ20mm程度)はSONOpan を貫通し、防振⾦物の受け⾯のみにねじ込む。SONOpan の⽬地と⽯膏ボードの⽬地が重ならないようにする。
  6. 天井⾯と同様に、壁のSONOpan ⾯上に、455mm間隔で防振⾦物を縦枠⼜は間柱等にネジが届くように取り付ける。SONOpan の継ぎ⽬が可能な限りしっかりと突きつけ固定されている事を確認し、必要であれば⾳響シーリング材⼜は⾳響コーキング材で隙間を埋める。使⽤するネジの⻑さは既存の壁仕上材の厚みによるが、ネジが縦枠や間柱に25〜30mm程度は掛かるようにする。
  7. 設計図や仕様書に従い、所定の厚みと強度がある⼀層⽬の⽯膏ボードを壁⾯の防振⾦物に取り付ける。ネジ(⻑さ20mm程度)はSONOpan を貫通し、防振⾦物の受け部のみにねじ込み、SONOpan の⽬地と⽯膏ボードの⽬地が重ならないようにする

<RefleXorの施工>

  1. 脚⻑4~6mm程度のタッカーを使⽤し、RefleXorを⼀層⽬の⽯膏ボードに留めつける。縦貼り横貼りは問わない。壁⾯と直交する床や天井等との交差部はRefleXorに100mm程度の重ね代を残す。(注)⾦⾊側が部屋の内側を向く様に取り付ける
  1. 完璧な継ぎ⽬を作り上げるには、RefleXorの継ぎ⽬を50mm程重複させる
  2. 天井⾯のRefleXorの上に、設計図や仕様書に従い、所定の厚みと強度がある⼆層⽬の⽯膏ボードを65mm程度のボード⽤ネジを使⽤して、防振⾦物の受け部のみに固定する。⽯膏ボード⼀層⽬の⽬地と⼆層⽬の⽬地が重ならないように注意
  3. 天井と同様に、壁⾯のRefleXorの上から65mm程度のボード⽤ネジを使⽤し、防振⾦物に固定し、所定の厚みと強度がある⼆層⽬の⽯膏ボードを取り付ける。⽯膏ボード⼀層⽬の⽬地と⼆層⽬の⽬地が重ならないように注意
  4. ⽯膏ボード⽬地をボード⽤パテ等で埋め均し、仕上げ⽤下地とする

    注意1):施⼯作業中及び作業が完了するまでSONOpan は常に悪天候等から保護されている事を確認
    注意2):RefleXorを使⽤しない場合は、各SONOpan を使⽤した壁⾯と取り合う壁、床や天井⾯との交差部を隙間が⽣じないように、⾳響シーリング材⼜は⾳響コーキング材を⽤いて⾳の逃げ道を塞ぐ

注意点

  • SONOpan の効果を最大限に引き出すために、RefleXor併用設置を推奨
  • RefleXorを設置してない場合は、全てのSONOpan パネルの周囲及び壁、または天井周辺に音響シール材を適用(全ての継目は密封する)

関連する主要な作業

  •  軽鉄スタッド(縦枠)⼜は⽊製縦枠の建込み
  • グラスウール(⼜はロックウール)断熱材充填
  • 防湿シート張り(必要に応じて)
  • 防振⾦物(レジリエント・チャンネル)の取付け(オプション)
  • ⽯膏ボード張り、⽬地部パテ詰め、壁仕上げ(クロス張り等)

テクニカルデータ

テクニカルデータシート / SONOpan
性質要件基準値
破断荷重ASTM C-2096.80 kg
垂直引張力 ASTM C-2090.017 kg/cm²
吸水率ASTM C-209最大4% P/V
線膨張ASTM C-2090.13%
圧縮強度 (10%変形)ASTM C-1651.41 kg/㎠
熱抵抗ASTM C-518R = 2.45
RSI = 0.43
環境に優しい性質
環境に優しい性質
揮発性有機化合物 0%
100%リサイクル木材繊維使用
認定(SONOpanII単体ではありません)
認定
CAN/ULC S101
UL 263
音響結果はNRCCによって試験及び検証